次は女オタクに目をつけだした

http://www.ntv.co.jp/kyodeki/
「恋愛ゲームにはまる女性たち」(「きょうの出来事」特集)
これを見た男オタクはどう思うんでしょうか?「こいつら俺らよりもずっとキモい!」と思うのか?「結局オタクバッシングの矛先が変わっただけか」と思うのか?
私の意見は後者です。そもそもこんな特集をニュース番組で取り上げる必要性が感じられません。目的があるとすればただ一つ。世の中の「キモい」と言われるオタク文化を放送することで、「俺は(私は)普通なんだ」という癒しを与えることではないでしょうか。
少し前はやれアキバやらメイドやらが槍玉に挙げられていたのが、あまりにあちこちで特集することにより、かえって悪い意味での特異性(=キモさ)が薄れてしまった。じゃあ今度は女オタクを狙ってみるか、と。
で、最後はお決まり「オタクに対するコメンテーターからの有り難いお言葉」。
「彼女たちは大人になりきれていないのか?傷つきたくないという理由でゲームに走るのは如何なものか?傷つくからこそ人生の楽しみがあるのではないか」そして必ず(どう考えても悪意があるとしか感じられない)笑い。
※ちなみにHPには申し訳程度に光栄の連絡先が。

まあ恐らく今日の日記でこれを取り上げる方もいるとは思いますが、結局いつものように「こういうこという奴はオタクだ、キモい」と内ゲバが始まるんでしょうね。
一つだけ言いたいのは、こういう報道をする奴らに「格差社会が問題」などとは絶対に言って欲しくない、ということです。

そういえばHPに「(ゲームの声優が)見た目普通のおじさんなのに、(オタク)女性は大声援」って・・・。これは言っちゃいけないと思うけどなぁ。
多分、コーエーはこの番組を「宣伝」として考えたのでしょうが、オタクビジネスに客層の拡大は必要ないと思うんですよね。むしろ客単価を上げることが重要だと思います、ってここでスーパーの店長会議みたいなことを言ってもしょうがないか。