この世で最も低俗な「結婚できない男は12歳までにつくられる!」書評 第1部
まずは名著を宣伝。
結婚できない男は12歳までにつくられる!“難婚”時代の男の子育児 (ワニブックスPLUS新書)
- 作者: 松永暢史
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2009/10/08
- メディア: 新書
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さて、明らかに切り口を間違えている書評がやって参りました。
まずは著者紹介から。
この人は慶応の哲学科卒で、なにやら「サイコロ学習法」とかを編み出しているらしいです。
多分、かの清水の次郎長が編み出したとされる丁半賭博の必勝法だと思います。
以上、著者紹介を終わります。ついでにいっておくと、この人は「男の子を育てるにはこうすればいい」みたいな本をよく書いている人らしいです。
で、本編に入ります。
まず、はじまって3ページ目に早くも名言が。
そもそも生身の女の子というそんざいに興味がないようなのです。
「わがままで面倒くさい女の子と付き合うくらいなら、グラビアアイドルを眺めて適当にマスターベーションするほうが気楽でいいや」
そんなことを平気で口にします。
うーん、私はこれと同じような言葉を普通のモテ男からも聞きましたけど。
「彼女のHすんの面倒くせぇよな、AV見てオナってるほうが全然いいわ」
まあここはオナニーがいかに素晴らしい技術であるという結論でいいでしょうか?
まあともかく、著者はこんな体たらくなダメ男どもが増える現状に危機感を抱いているらしく、今までなら誰も考えなかったであろう、モテることを子供のころから学ばせようとこの本を書いたらしいです。
これに対し、40〜50代くらいの世代の多くはこう思うでしょう。
「女の子にモテよう(とまでは書いてないけど)なんて覚えさせるより、勉強が先じゃないかしら?」
「女のケツを追い回しているような男はロクなやつにならん!」
えーと、筆者の前に私が反論します。
こういう人たちは、自分の子供がモテないのでは?という感覚がないんでしょうね。
まあ親である以上は通常誰かとセックスして子供を産んでいるわけですから、付き合った異性の多寡はあるにせよ「完全にモテない」(≒童貞)という存在は想定していないんだと思います。生まれてきた子供は何もしなくても自然に異性と付き合うようになり、頃合のいい年頃で結婚して、子供を生んで・・・というのが既定路線にあり、その上積みとして「いい大学に、いい企業に」という「夢」を持つのでしょう。
そういう意味では、今12歳くらいの子供を持つであろう30代くらいの親に警鐘を鳴らす筆者の行為は間違っていないと思います。
ちなみに筆者はこう反論しています。
子供のころから「結婚」を意識した教育なんて成績が下がるんじゃないかと心配ですか?
その心配は不要です。高い「結婚力」をもった男性は、アタマもよくなり、必要であれば、いい大学にもいけるだけの頭脳をもち、そしていい仕事にも恵まれ、充実した人生を送れます。
ハハ・・・もう嗤うしかないです。誰をって?そりゃ筆者ですよ。このブログの筆者をね!!
本の筆者さん、あなたの説はいかにも慶応卒の教育家が考えそうな理想論に近い論理ですが、
アタマも悪く、適当な大学にしかいけない頭脳しかもたず、そしていい仕事にも恵まれない、充実していない人生を実際に送っているヤツは、結婚力が低い
というあなたの論理の対偶*1は、この私が人生を以て正解と証明しているのですから、多分正しいんだと思います。
まあここまでが「はじめに」の概論?です。
次回はいよいよ本当に本編です。今ちょっと読んだら早くもヘコみまくりです。少なくとも今言えるのは、
「お父さん、お母さん、本当にすいません」
ってことです。
では次回のガイアの夜明けは・・・
「30年という長きにわたり操を守り続ける奇跡!恋愛資本主義に風穴を開ける風雲児に迫る!」
ご期待ください!*2