「突撃しま〜す」
- 作者: 羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2008/02/22
- メディア: コミック
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世の、特に将棋を知らない奥様方の間では、中原誠といえば今でも留守電に録音された「突撃しま〜す」の声とともに「変態なオッサン」というレッテルを貼られたままになっているのかもしれませんが、この人は将棋界の凄い人なんですよ。
まず、中原誠「十六世名人」という肩書きは、たんに16代目の名人ということではありません。1年に一度ある名人戦という最高ランクのタイトル戦で5期(つまり5回)勝たなければ「〜世名人」という称号は得られないのです*2。しかも彼は5期どころか通算15期も名人位に輝いています。こと名人というタイトルに関しては、一時7冠王*3となった羽生善治ですら4期の獲得に留まっている程です。
さらに、タイトルの「永世十段」という称号も、現在名人より位が上とされるタイトル「竜王」の前身である「十段」というタイトルを10回制覇した者しか与えられないものです。
とまあ、何で今さらこんな話なのか自分でも良く分かりませんが、将棋が別に上手くもない私が、この話が出るたびに「いや、中原誠という人は凄い人なんだよ!」と勝手に擁護しています。
Cとか全然関係なくてすいません。3月のライオンが面白かったとかどうかとかは、別の機会に。もう遅いけど。