Cの悲劇が現実のものに・・・

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051112-00000099-mai-soci
まず、この事件を見て犯人に同情する人間ってどれ位いるんでしょうか・・・。
(勿論殺人自体を肯定しているわけではないですよ)

この事件こそ、まさにCの悲哀が生み出した悲劇なんですよね。ABCのスクールカーストが生み出される主因として、異性の存在が大きくなってくることが挙げられます。つまり、「俺(私)はあいつより優れているんだぜ(いるのよ)。だから付き合ってくれ」という相対的差別化をする潜在意識が働くことによって、カーストが生み出されるのではないかと思うのです。ですから、小学生中学年くらいまでは、いじめっこ、いじめられっこという分類はあっても、ABCの分類までは至りません。

流れとしては、
異性に興味が無い年頃(大体小3くらいまで)

異性に対し、とにかく反抗したくなる年頃(小4〜小6まで)*1

そんなことは忘れたかのごとく、恋愛至上主義に移行(中1以降)
という感じですかね。

今回の場合、中学までは仲が良かったというので若干遅い気もするのですが、要するに中学までは殺害された女子とも「男女」の関係として意識していなかった(少なくとも女子のほうは)のでしょう。しかし、少年のほうは好意を持つようになったのに対し、女子のほうはそのような気持ちは無かったのでしょう。
悲しいことに、共学の高校では特別な関係でもない限り、男女が1対1で話をするということは許されない風潮にあります。自然と女子は少年に冷たくなってしまったと思われます。
ここで、普通なら「他に女なんていくらでもいるんだから・・・」となるのでしょうが、彼には他の選択肢はなかったのでしょう。

私も殺意を覚えるということはありませんでしたが、似たような経験はありました。小学校では普通に話していた女子(好意を持っていた訳ではないのですが、席が隣だったので)が、中学ではほとんど話をしてくれなくなりました。彼女は程なくAの男達と付き合うようになるのですが、その頃からC属性では誰にも負けねぇと胸を張って言える私のことですから、その女子もモテの臭いのしない人間とは付き合いたくなかったのかもしれません。

まあ、結局世間では「モテないキモ男の思い込み」ってことで片付けられちゃうんでしょうけどね・・・。

次は我が身か。

*1:詳細は、http://d.hatena.ne.jp/admire-don/20041124の「男女全面戦争」、またはちびまるこちゃん「男子対女子 大戦争」を参照