ABC理論 春の特別編『失敗から学ぶCクラスにならないための対処法』第2章

  1. 「部活動は牛後となるべからず、鶏口となるべからず」

部活動は重要です。この選択肢は学校生活の半分近くを左右するでしょう。Cを回避する方法として「格好いいスポーツの運動部に入ればいいのでは?」なんてのは間違いです。まあ同志(=C)の方はよくお分かりかと思いますが、部活動はクラス内以上にヒエラルキー社会の傾向が強く、人気のスポーツは自ずと体育会系度も高い為、生半可なオーラでは太刀打ちできません。サッカー・ラグビー・野球(地域によって盛んなスポーツが異なり、盛んなスポーツほど人気も高い傾向にあります)などが代表例ですが、考えても見てください。彼らはスポーツで地位・名誉・女を貪欲に求めるツワモノ衆です。間違ってこんなところに入ろうものなら、良くて2週間で退部、最悪の場合、3年になっても1年のレギュラーにアゴで使われる悲運が待っています。これはCの悲哀なんてものではありません。「牛後になることなかれ」とはこういうことです。
かといって、「楽なスポーツでいいんじゃないの?」というのはどうでしょうか?私のようにそもそもCからの脱出など考えてもいないダメ中学生ならいいのですが、Cからの脱却を図るなら卓球は危険領域です。今でこそ「ピンポン」というプラスイメージが若干ありますが、私らの世代は卓球=稲中です。例えスマッシュに磨きがかかっても、女子はあなたの顔に稲中のイメージを重ね合わせているやも知れません。勿論これは一例であり、卓球でモテる人もいれば、ラグビーが上手くてもモテない人もいるでしょう。ただ、女子アナと結婚したアメフト*1男は数多いても、卓球少年とはどうですか?「鶏口となるべからず」とはこういうことです。
ではどうすればいいのか?難しい選択ではありますが、ここは普段の授業でアピールできる部活はどうでしょう?例えば美術部。どこの中学でも美術の時間はありますよね。絵心0という私のような人間には無理ですが、少しでも自信があるなら、ここを狙うべきです。天体部でもいいですが、理科で天体の授業をする回数を考えると、こちらのほうが有利と思います。ただ、注意点が2つあります。
1.調子に乗らない
これは自分がCであることを忘れてはならないと言うことです。絵が上手いと言うことを自慢しだそうものなら、たちまちAの鉄槌が下ります。最初は控えめに、一芸に秀でるというポジションはBクラスへの仲間入りが果たせるでしょう。
2.別路線に走らない
美術部に良くありがちな傾向として、「あれ、これはほとんどアニメ研究会では?」という活動内容の場合があります。事前見学はしっかりしましょう。Cセンサーを持つあなたなら、臭いで分かるはずです。勿論、そっちの路線で楽しくやるのも悪くはないと思いますが・・・。

*1:ラグビーではないが、同系列として