ABC理論 春の特別編『失敗から学ぶCクラスにならないための対処法』

入学の季節と言うことで。対象は中学1年生(場合によっては高校1年生)です。
早速いきます。

  1. 「階級は入学して1週間で決まる」

入学しても2、3日は、小学校でガキ大将クラスだった人も互いの様子を伺っています。なぜなら他の小学校にも同じようなクラスの人間がいた場合、会ったばかりでは力関係も分かりません。いきなりケンカでも始めない限りはすぐに順位付けはされません。
しかし、1週間もすると授業も本格的に始まり、特に体育など目に見えて階級が判断される科目が始まると、徐々に各人階級意識が芽生えてくるのです。これが確定するのは部活動も決まり、友人・グループがほぼ固定される、時期的にはGW後とされています*1が、勝負は入学1週間と考えておくべきでしょう。

  1. 「特に3日目まではチャンス!」

大体、中学校の入学式から3日目くらいは行事が行われ、教室にずっといるということもありません。この時期はどうしても同じ出身小学校(中学校)の人間が集まりがちですが、Cの危険を孕んだ方々は、恐らくその数少ない友人すら他のクラスで離れ離れと言うことも考えられます。
ここはシックスセンスを最大限に発揮して*2、あまり他の人と話をしていないクラスメイトを探しましょう。意外にB+クラスの人でも、たまたま友人がクラスにいないということもあります。こういう人は1週間もすれば自然と友人を作れるので、取り入るならこの時期しかありません。この日の一言で、親友とまではいかなくても、たまに遊ぶ程度の友人になってくれる可能性は十分ありますので、チャレンジ1年生ということで。
ただ、あまりに会話に自信のない方は多用を避けてください。結局誰とも友人になれないばかりか、1週間後には「あいついろんな奴に話しかけてきてウゼェな」なんて言われかねません。

  1. 「集団は所詮派閥政治である」

派閥と言うと政治家の悪いイメージがありますが、結局中学校のクラス内ですら同じようなことが起こっているのです。例えばA小から来たガキ大将、竹下(仮名)くんのグループ、B小からきたガキ大将、安倍(仮名)くん、そして人数の少なかったC小から来たガキ大将(というにはちょっと迫力不足の)河本くんがいたとします。最初は同じ小学校同士で集まっている場合が多いのですが、これが部活というもう一つのゲゼルシャフトが発生すると、勢力図はまた変化します。竹下・河本の二人がラグビー部で、安倍君がサッカー部なら、竹下・河本連立政権が誕生し、安倍君が窮地に追い込まれることも考えられます。
ここで私が言いたいのは、この派閥の争いをいかに頂点まで上り詰めるかなんて話ではありません。Cの当落線上にいる方々にそもそもそんな期待してません*3
大事なのは派閥の構図は理解しておけということです。例えば両雄が何か(女か、運動場のショバ争いか)が原因で対立したとします。こういうとき、Aの人たちははいつにも増して配下を集めたがります。いつもは石ころ帽子を被らされているかのごとく無視されているあなたに*4、この時ばかりは両方からお声がかかりました。こういうときはハッキリ片方の派閥にベッタリはよくありません。その時はお互い相手のなじり合いで、あなたも相手からはその一員とみなされます。対立状態が続く限りはオヤビンが守ってくれるかも知れませんが、1週間もすると自然に仲直りしてしまうことがよくあります。こうなると恨みをもたれるのは下層階級のあなたです。ま、上手くかわして下さい。私は出来ませんでした。

続く

*1:つーか今決めた

*2:でもCの人って人間関係の微妙な空気を察知するシックスセンスに乏しい人が多いんですが

*3:ちょっと失礼発言

*4:あ、すでにCになっていることを前提にしている。まあいいか