ABC理論 シリーズ第2回「スネ夫・出来杉理論」

さて、前回のジャイアン理論で「のび太=C」「ジャイアン=A」という構図をご説明したと思うのですが、ではスネ夫のランクはどこなのか?恐らくABCセンスに欠けるABの方々は「B」とお答えになるでしょう。
しかし、C代表*1の私の意見は違います。スネ*2は「C」です。ただ、のび太とその状況は違いますが。

なぜスネはCと言えるのか。スネはジャイアンに重用(のび太よりは)されていますね。それは「金持ち」というステータスを持っているからであり、基本的に「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」という金言によって主従関係が成り立っています。つまり、ラジコンや別荘への招待などの朝貢を行うことでのび太のようなC待遇を避けているのです。事実、ジャイアンはスネを殴ったりすることもありますね。
しかし、対して出来杉はどうでしょうか。彼は間違いなくB、それもかなりいいポジションにいます。もちろんそれは博学と言うステータスがあるからなのですが、ジャイアンは彼をいじめていたでしょうか。もちろんメインキャラではないので、登場回数が少ないからかもしれませんが、そのような光景は見たことがありません。

つまり「スネ夫出来杉理論」の結論はこうです。
「AとBは(表立った)主従関係には無い。また、Cでもプラスアルファのステータスによって待遇は変化する」

これは現実世界でも往々にしてあります。一口に金持ちといってもABCによって性格は大いに異なります。
・Aリッチ
これは建設会社・不動産会社社長の息子などにあるパターンです。彼らは資金力と共に、往々にしてリーダーシップの強い親(まあ上記会社の社長ですね)からAクラスの帝王学を学んでいます。下手をすると不良組織の親玉になってしまう恐れはありますが、いい意味では面倒見も良いと言えるでしょう。

・Bリッチ
これは親がどんな職業かという分類は出来ないのですが「彼ってお金持ちね」と噂される人たち。リーダーシップは発揮しない。花輪くん(ちびまるこちゃん)がいい例でしょう。

・Cリッチ
彼らは「お金持ち」というイメージと共に「あいつからはカネ・モノが取れる」と思われてしまう人たち。スネはここに当てはまるでしょう。ただ、対応如何によって、ただカネをむしり取られるだけのいじめられっ子になるか、あるいはCの中では特別扱いされてC扱いを防ぐか、さらに二タイプに分類できそうです。

ちなみに私の中でABCヒエラルキーの中で最もうらやましいと思うのが出来杉のポジション、通称B+(ビープラ)クラスです。彼らはリーダーシップを発揮するタイプではないものの、学力・運動など秀でるものがあり、かつ人間関係もうまくやっている人たちのことです。こういう人たちを恋敵にしてしまうと、なまじ性格も良かったりするので、怒る気も失せてあきらめるしかないかもしれません。

次回予定は「初心者講座 ちびまるこちゃん理論」です。あ、でも最近見てないから登場人物忘れてる・・・。復習してから来ます。

*1:弱そうな代表だ・・・

*2:スネ夫が一発変換できないので、以後スネにします