ABC理論

この日記を始めて、もっとも語りたかった議題です。
どこかで読んだのですが、組織のなかでは2割の人が一生懸命働き、7割は普通に働き、1割は怠けている。しかしその1割が宴会部長であったり、突拍子もないアイデアを出したりするなど、いなければ会社は成り立たない、という理論です(割合は不確かです)。
私は中学生の頃から、学校のクラスにはA・B・C、三段階の階層があるのではないか?と思っておりました。

A・・・いわゆるリーダータイプ
この種に入る人たちは、常にクラスで注目されています。部活は大抵男子であればラグビー・サッカーなどアクティブなスポーツに属し、運動神経も高くなっています。女子は部活での分別が難しいのですが、概ねバスケットなど、やはりアクティブなスポーツが多いように思えます。それ以上に女子の場合は男子からの注目度が大きな要因であり、特にAタイプの男子から注目され、親しくしている女子はAタイプと言えるでしょう。

B・・・いわゆる中堅クラス
この種に入る人たちがクラスの中では最も多いはずです。男子の場合、Aタイプの人間にいじめられることはありませんが、面と向かって逆らうことはできません。女子の場合、Aタイプの女子と話をすることはありますが、中学生くらいですとAタイプが早くから男の話(誰が好きと言うレベルではなく、誰と遊びに行ったなど、実際の行動に関する話)が多いのに対し、Bタイプはそれほどでもなく、何となく隔たりがあります。スポーツ・勉強ともそこそここなし、学校がイヤになることはほとんどないでしょう。ただ、前述したAタイプに対して逆らったり、あまり調子に乗った行動をすると、Cに落とされる危険性もあります。

C・・・「・・・」
まあ大体分かると思います。容姿・運動神経・学力など、クラス内で平均より劣っており、いじめの対象になる人たちです。部活は文化部や卓球など非アクティブな部活が多いでしょう。常に抑圧されており、クラス内で話題に入ることができません。

「何を偉そうに」とお思いでしょうが、私がCタイプに属する人間だからこそ、このような図式が見えてくるのです。実際にBタイプ(の中では下のほうの部類)の人が「あいつは最近生意気だ」とAタイプに目を付けられ、数ヶ月無視され続けて事がありました。それがきっかけで我らCタイプと仲良くなっていましたが。まあそれほどAタイプの決定は大きいのです。
私はCでも、いじめにあったり、表立って軽蔑されることはあまりありませんでしたが、やはり話題に入っていけないなどあり、同窓会に行ってもこの構図は変っていませんでした。

そのため、私は人の容姿に対する意見を人の前で言えないという性質があります。これはわが師*1が、D.T(詳しくは伊集院光みうらじゅん共著の同名書籍を参照)は好きなアイドルを言えないという記述をされたことに似ているのですが、簡単に言えばこうです。
こんな質問をされました。
「お前はA子、B子、C子*2に順位を付けるとしたらどうする?」
タイプ別の答え
A:「どいつも可愛くない。この学校はブスばっかりだよなぁ*3
B:「う〜ん、B子、A子かな〜。C子はタイプじゃないなあ」
C:「・・・・」
これはどういう心理なのか。もしこれをA〜C子さんが聞いたとしましょう。
A・Bの意見ならそれほど影響はないでしょうが、もしCタイプがAもしくはBのような発言をしたらどうでしょう。
「あんな奴に言われたくないわよ!」
こう思うでしょう。仮に思っていなくても、クラス上立場の悪いCは、このように思われるのではないかという恐怖観念があり、口に出せないのです。

ちなみにこの理論は高校生以上ではまた違った側面を見せるようです。それは後日。今日もドラえもんレビューはお休みします。

*1:Republic1963氏

*2:いまどきこんな名前はあんまりいないか、ちなみにA子などは仮名であり、タイプとは関係ありません。あくまで同じくらいの容姿を持った3人とお考えください

*3:こういう人間に限って後々クラスメイトと結婚している場合が多い