ABC理論 第13回「脱非モテのやさしさはバファリンの半分もない」

http://d.hatena.ne.jp/sekiryo/20050803#p1
http://d.hatena.ne.jp/citron_908/20050810#p1
最近この2つが非モテ界では話題になっているようです。詳しい内容は見ていただければ分かるのですが、要するに両方とも電車男関連で、どうやら

  • 電車男がブームになってるようだけど、オタクども調子に乗んな」(前者)
  • 「オタクって救いようないけど、頑張るのはいいことだと思う*1。私は相手にしないけど」(後者)

という内容のようです。いつもはこういう「釣り」的な話題*2はなるべく乗らないようにはしているんですが、どうやらsame window会で心がすさんでしまった様で、何か敏感になっているんでしょうね。

で、本題です。基本的にこのブログはまったり志向が基本なのですが、どうにも穏やかにいかないのは「脱非モテによる茂手内批判」です。脱非モテはとにかくいままで自分が身を置いていた世界を真っ向から否定したがります。
この歴史は今に始まったことではなく、例えば今では保守世界の雄*3である読売のドン、渡辺恒雄氏は、もともとは全く逆の共産主義活動をやっていたということは有名で、「転向」と呼ばれるこの動きは他にもありました。
これと脱非モテが一緒というわけではないのですが、こういう人を見かけたら脱非モテと言えるでしょう。

  • ときメモを1・2やっている奴はヤバイよな」(かなり意訳)

元ネタは某番組での某ジャニーズタレントの一言です。世間でも「オタク」の代名詞とされた「ときメモ」は有名ですが、2(3とか男版もありましたが)はそれほど有名ではなく、「2まで知っているとは、実のところそっちに興味があるのではないか」という批判もありました*4。まあこれでよくあのコナミが怒らなかったとも言えますが、同様の発言はけっこうあります。

  • 泣きゲ*5なんてあり得ないといいつつ、すでにそのジャンルのゲームを5つは挙げている」
  • 「鉄道オタクは否定しながらも、『電車でGO』は肯定する*6

などなど・・・。まあここまでボロを出す奴はいないと思いますが、そもそもオタクに手を染めていない人たちは、個々の作品がどうこうではなく、イメージとしてのオタクを蔑視しているわけで、批判の内容が違っているわけです。

ただ、最近私は「脱非モテの茂手内批判」が、ある意味仕方のないことではないのかと思うんです。続きは次回。

*1:すでに矛盾しているが、一応「私は優しいわよ」という形式上のことではないかと

*2:要するにこういうことを書いて。反論すると「オタクが何か吠えてるよ」と(悪い意味での)話題性を広げようとするもの。ジャーナリストの大谷さんとか

*3:かどうかは微妙だが

*4:他に「少なくともギャルゲーにはai○oみたいなビジュアルの奴はいねーよ」というのもありましたが

*5:エロゲーなのに泣けるというジャンル、俺の人生のほうが多分泣ける。汚い涙だけど

*6:その理由がPS2でも出ているからというもの