AERAの精鋭部隊、その名は恋愛取材班
まあ私がAERAを買うときは恋愛特集、それもモテない系の時だけなんですが、今回の特集はこちら。
「女子に言わない未婚男子の『本音』」
恋愛調査第2弾らしいんですが、何が第1弾だったかが不明です。
今回は32歳から34歳までの男性を調査対象とし、今恋人がいるか、セックスした人数は何人か、風俗に歌謡頻度は？結婚願望はあるか、などの調査を行ったというのが趣旨なのですが、いつものようにウソだかホントだか分からないような文章が4ページにわたって書かれてます。
- 34歳、ミキオさん（慶大、シンクタンク勤務、年収1000万超）の場合
はぁ。まず内容に入る前に一言言いたいんですが、こういう非モテ記事の共通点って、学歴高い、年収高い、でもモテないという内容のものが非常に多い！何？非モテやってるからには最低でも高学歴、高収入が条件だと？そこまでのステータスでモテないという不条理を喧伝したいの？それに達してない奴は語る資格なしだと？
まあ、私みたいな低学歴低収入の人間を記事にしても、「努力が足んねーからだろ」と一蹴されておしまいなんでしょうけど、こんなことで危機感を煽るようでは、まさに木を見て森を見ず。なんの問題解決にもなりませ・・・いや、なるな。低脳で低能な我らのような遺伝子を排除する、まさに「劣悪遺伝子排除法」ばりのキャンペーンで、日本にはいい遺伝子*1だけが残りますな。うんうん、良き哉良き哉。
と、童貞ひがみはこれくらいにして本題。この人は合コンで知り合った女性に誘いをかけたが、法事を理由に体よく断られたという話から始まります。本人は脈ありと思ったらしいのですが、ここで編集部の女性から〈法事っていう時点で上手く断られているのでは？〉という文中突っ込みが。そう、今回の特徴は文中に編集部や、ライターの女子3人からありがたい説教が受けられるという設計になってます。
しかも、このライター女性3人が、何と「本誌恋愛取材班」というではありませんか！まさにAERAの精鋭中の精鋭。FF４でいえば赤い翼なみのエリート*2ですよ。またこのライター女子がどうせ高学歴なんだろうな。えっ、AERAのライターになる人って早慶在学中からマスコミに興味があって、ブログとかでポエマーみたいな文章書いて、なおかつ人に刺された経験もあるという人たちばかりなんでしょ？誰とは言わないけど。
まあいいや、本題に戻ると、ミキオさんは女性と話すときは聞き役に徹し、据え膳出されても食わないという誠実さも持っているらいいんですが2年前に彼女にふられてから彼女がいないということ。2年くらいで焦るな（泣く）！
ここで彼の名言。
「スペックで男を選ぶ女なんて都市伝説ですよ」
こらー！Intelクワッドコア並のスペック持ってる奴がそんなこと言うな！じゃあPenＩＩ並のスペックしかない俺にどうしろと？普通の画像ですらカクカクでしか表示されない俺にどうしろと！！
もう一つ名言。
「（イケメン度を偏差値に例えると）福山雅治が70なら、チュートリアルのイケメンじゃないほう（福田ね）が50、自分は40位」
何言っているんだと。偏差値40なら慶応進学会へ通えば何とかなる！じゃあ俺の偏差値は5で。マンガでしか見たことないけど。
で、ここでまた〈〉で突っ込み。
〈そんなことないって。周囲の女子に聞いたら10人中8人は普通だって。もっと自信持てばいいのに〉
何だその上から目線！じゃあおまえもしくは肯定した8人が順番につき合えと。女の言う自信もて発言の9割3分は心がこもってないという調査結果も俺シンクタンクの調査で出てます。*3むしろ否定派二人の意見が聞きたいところですが。
というところで、続きはまた後で。
続き遅くなりすいません。
二人目にいく前に、調査結果について。
32歳から34歳の男性で、未来の私が当てはまる未だ童貞は12％、セックスした人数が1から5人が45．2％ともっとも多く、
16人以上が18．7％だそうです。
で、男が結婚したいと思うときの第1位は「幸せなカップルを見たとき」だって。えっ、それは殺意*4が湧くときでしょう？あるいはつないだ手をかかと落としでつぎつぎ切り裂いてみたくなるときとか。もう病気ですね。
- 二人目 コウジさん
33歳でメーカー勤務。年収700万円で、AERA曰くちょいワイルドとのこと。
この人、32の時に結婚を意識した相手がいたらしいんですが、彼女「この先、どうするの」と聞かれて即答しなかったことで別れ話になったと。で、3週間後に連絡したらほかの男からプロポーズされたと。さらにそのあと女から電話で「今度結婚するけど、結婚してもいい？」と言われてコウジさん愕然と。
フンガー*5何だよ、これ。女ウザ！またこのあとのAERA突っ込みがさらにウザ！
〈なんで半年前にプロポーズしなかったのと（コウジに）聞くと、「何か言わされたみたいで」そこが男の勝負どころなのでは？〉
はいはい、どうせあっしらは勝負どころゼロですよ。いつもビビって敬遠策ですよ。
コウジさん、恋愛結婚サイトに登録してるらしいんですけど、それでいてキャバクラで月５万使ってるとのこと。まあキャバが楽しいんならいいんじゃないすかね。こういう人は結婚ができないというジャンルには当てはまらない気がしますけどね。
三人目はかなりウザですんて、覚悟して読んで下さい。
- サトル、33歳。大手電機メーカー勤務、東大院卒で年収800万。
「（私は）条件的には完璧なんです」
皆さんまだまだですよ。今までの経験人数は100人以上。ターゲットは23から26歳と限定して、女と知り合うと、
「俺は好きになるのに時間かかるから、いろんな女とデートして、一番気に入った女を探したい」
と言って、常に5人は彼女「候補」をキープしているとのこと。
で、じゃあこの人の悩みは何かというと、最近知り合った12歳年下の彼女候補（モデルらしい）のメールの打ち返しが遅いこと。今までは自分の思い通りの女ばかりだったのに！とイラついているそーです。
もう、こんなところで自慢話の披露すんなよと。それにまた恋愛取材班も乗っかるなよと。まあ、サトル氏の彼女候補生５人衆の一人か二人に、いずれAERA恋愛取材班の女が列席するんじゃないかという予想を立てておきます。
- 4人目、トモヤさん。33歳、プログラマー 年収500万
この人は大層深いキズをお持ちのようです。3年前、バツ１子持ちの高校の同級生と知り合い、結婚を考えたらしいのですが、半年交際して「前の男が忘れられない」と逃げられたと。
うーん、私が言うのもなんですが、バツ１子持ちの女性と付き合うって相当な難易度があるような気がしますけどね。結婚しても、子育て経験のない男が連れ子とうまくやっていけるのかというのもありますし、結局この人みたいに前の男が常にちらつく訳です。
私が40代くらいの人から聞いた話では、両方バツ１同士で、両方子育て経験があったほうが案外うまくいくらしいですよ。あえてバツ１を狙いたいなら一度結婚して離婚するという手も・・・って、それじゃ本末転倒か。
あと、この人は今21歳専門学校生とつきあってるらしいです。じゃあいいじゃん。
- 5人目、アキラさん 32歳、バー経営。
バー経営って・・・。もう雲の上の存在ですね。この人は若い頃女と10人くらい付き合ってきたけど、今は男友達と遊んだりしてるほうが楽しいと。だから結婚はまだいいやということです。つーかもう飽きてきた。
で、最後にAERA様最後の<>ツッコミ。<やっぱり、私たちの世代ってかみ合っていない。（中略）周りの同世代男子と、もっと向き合ってみようかな>
では私からも〔〕ツッコミを。
〔やっぱり、ここに出てくる男やAERA恋愛取材班と僕たちはかみ合っていない。何だかんだいって「俺たち私たちは恋愛に妥協しないぞ」っていう、30代既婚者への見下しが入っている気がする。じゃあオマエラみんなまとめてつきあっちゃえよ！〕
長々と失礼いたしました。
