「ほら〜、孔明の死後に謀反起こして殺されたのって魏延じゃない」

これは、昨日某書店であった出来事なんですが・・・。

私は歴史書コーナーの西洋史の棚のところで、「ここは思い切ってブローデルの『地中海』を買って読んでみようか」と決意したのもつかの間、やっぱり5冊は買えないと断念していたのですが、そのとき、閉店間際の売り場に駆け込んできた男女がやってきました。彼女らは中国史のコーナーのまえにたどりつくと、そのなかから三国志の本を取り出し、いきなりマシンガントークを展開してきたのです。
孔明に謀反起こしたのって誰だっけ?」
これが表題の名言につながるのですが、そのあとも、
「えーと、孔明の後継者は・・・私分かった!蒋琬*1費禕*2じゃない!」
「私、呉が結構好きなのよね。呉の武将ってよく知ってるし」

えー、我ら非モテ三国志愛好会*3のなかには「三国志の話題が分かる女子がいればいいんだけどなぁ」とボヤいている方もいらっしゃると思いますが、少なくとも三国志好きの私が聞いていてもかなり引く内容でした。いや、現実そうですよ。別に男女間で三国志を語ってはイカンということではないのですが、恋愛対象の人間と三国志の話題で盛り上がっても、結果として残るのは息子に「孔明」とか名づけちゃうくらいですよ。

でも、孔明以外の字をつける親ってあんまりいないですよね。「玄徳」はいそうな気がしますが、「雲長」「翼徳」「孟徳」「仲謀」とか聞いたことないし。夏侯惇の「元譲」とかはいいかも。「佐藤元譲」いい感じ。于禁は「文則」だからそのままいけますね。ちなみに徐晃の字は・・・調べてみてください。もしやビッグプロデュースはファンだったのでは・・・。

これは三国志に限らず、アニメやゲーム全般に言えることで、最近ではアニメ趣味で意気投合して結婚という方も多いようですが、少なくとも三国志がそうなるのはまだまだ時間がかかるのかな・・・と思いました。

*1:文字化けしたらすいません

*2:文字化けしたらすいません

*3:会員数公称800万人って・・・それはあっちのコウメイか