このおっさんは・・・。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071101-00000967-san-spo
「スポーツへの冒涜や」玉木正之氏、落合采配に激怒

どうもこの玉木さんは好きになれないんだよな・・・。何でも日本の野球はダメでメジャーがすばらしいみたいな言い方するし・・・。

四角の中は私の個人的印象なので「いや、玉木さんは日本の野球も賞賛してるぞ!」というのがありましたら優しく教えてください。今回の件の印象は変わりませんが。

まあ内容は先日の日本シリーズで、完全試合ペースの山井を降板させ、初の日本シリーズでの完全試合を潰えさせたということへの怒りらしいんですが・・・。


私個人としては、落合監督の采配は正しかったと思います。それは結局岩瀬が抑えて日本一が達成できたという結果があるからなのですが、采配が正しいかどうかというのは結果あってのことなのですから、「山井に完全試合させて、なおかつ日本一」というシナリオが確定していない以上、負けてもいないのに采配を批判することはおかしいと思います。

日本のプロ野球チームが目指す最大の目標、それは(わが巨人軍が今年成し遂げられなかった)日本一です。今回、他にも評論家がいろいろと批判していますが、その方たちは「個人記録大事なんだから、そのためには試合のひとつやふたつ、負けてもいいよ」と言ってますか?「チームの優勝のためなら個人記録なんぞ二の次」っていつも言ってますよね?


スポーツはどんな高尚なことを言っても所詮は娯楽です。ですから「見ていて面白くない行為・プレイはたとえ勝ってもやってはいけない」という意見は確かに正しいです。

でも、スポーツというのは勝負ありきで成り立っているのですから、勝つことを放棄することは絶対にできません。「惜敗」「無念の逆転負け」「近鉄、無情のダブルヘッダー」言葉の響きがいいですが、負けは負けなのです。
もちろん、この負けが勝ちにも勝る感動を与えることが多々ありますが、「俺たち、感動的な試合やったから、負けてもよかったな」というやつは絶対にいないはずです。そして、落合監督はその勝ちにこだわったのです。


玉木氏の発言はその二面性を超えた暴論としか言えないと思います。そんなに完全試合が見たいのなら「打者27人を全員打ち取ったら勝ち」というスポーツを作ればいいんじゃないですか?どうやら氏は今回の件が「夢がないと思う人が多いなら野球ファンをやめる」とおっしゃられているようですので、ここはひとつあなたがクソミソに言われる日本野球関係の仕事は一切断って、新スポーツ設立に腐心されてはいかがでしょうか。


まあ、結局今の評論家というのは、辛口でなくては生きていけませんからね・・・。