新書のテーマについて
BOOK BATONでも書いたのですが、家に読んでもいない新書が300冊くらいあります。まあそれさておき、新書のテーマには個人的に3つのパターンに分かれるのではないかと考えます。
1.世相にとにかく乗る
最近だと「年金」「イラク」「安全保障・国防関係(北朝鮮含む)」などのテーマを概ね批判的に書くという物。本来、新書というのはその名の通り、世間の話題を取り上げることが目的ですから本来の姿といえます。が、私はほとんど読みません。
2.「役に立つ」自己啓発系
「バカの壁」「頭のいい人の習慣術*1」など、最近流行りのやつです。本当に役に立つかどうかは知りませんが・・・。
3.雑学系
私の最も愛する分野です。
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世相もクソもない、読んでもほとんど役に立たない*3本ばかりです。
まあ何がいいたいかと言いますと、「本=役に立つ」という気持ちで読む必要はないんじゃないか、ということです。よく子供が本離れしてる、けしからんみたいな風潮がありますが、マンガだって役に立つ物はいっぱいあるし、本当に役に立つ本でも、やっぱり読んで面白くなければ*4意味は無いと思うんです。
「年金」とか「イラク」みたいな本を見ると「俺って役に立つぜ」みたいな押し付けがましい主張を感じちゃうんですよね。もっと気楽に本を読むということを、今の子供には教えたいです。
と、ダメな大人が言っています。